吉田正俊(読み)よしだ まさとし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田正俊」の解説

吉田正俊 よしだ-まさとし

1902-1993 大正-平成時代の歌人
明治35年4月30日生まれ。大正14年「アララギ」に入会,土屋文明に師事し,のち選者,発行人。人生をみつめて詠嘆のふかい歌をよみ,昭和51年「流るる雲」で読売文学賞,63年「朝の霧」で迢空(ちょうくう)賞。いすゞ自動車専務をつとめた。平成5年6月23日死去。91歳。福井県出身。東京帝大卒。
格言など】春草のもゆる空地をよこぎりて柱時計鳴る家に帰れり(「天沼」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android