呪う(読み)ノロウ

デジタル大辞泉 「呪う」の意味・読み・例文・類語

のろ・う〔のろふ〕【呪う/×詛う】

[動ワ五(ハ四)]
恨みや憎しみを抱いている人に災いが起こるように神仏に祈る。また、災難がふりかかったり、失敗したりするように願う。「恋がたきを―・う」「―・われた運命
強く恨む。「世を―・う」
[類語]憎む嫌う忌み嫌う恨むそね嫌がる厭う憎悪する嫌悪する敵視する仇視きゅうしする嫉視しっしする呪詛じゅそする唾棄だきする目のかたきにする白い目で見る

まじ‐な・う〔‐なふ〕【呪う】

[動ワ五(ハ四)]
災いや病気を避けるために神仏などに祈る。「日照りが続かぬよう―・ってもらう」
相手の死を願って神仏などに祈る。
「彦人の皇子みかた竹田の皇子の像とを作りて―・ふ」〈用明紀〉
祈って病気を治療する。
去年の夏も世におこりて、人々―・ひわづらひしを」〈若紫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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