呻く(読み)ウメク

デジタル大辞泉 「呻く」の意味・読み・例文・類語

う‐め・く【×呻く】

[動カ五(四)]《「う」は擬声語。「めく」は接尾語
痛さや苦しさのあまり、低い声をもらす。「下腹を押さえて―・く」
獣などが低くうなる。「番犬が―・く」
嘆息する。ため息をつく。
「―・きたる気色けしきも恥づかしげなれば」〈帚木
苦心して詩歌を作り出す。苦吟する。
「あまたたびずんじて、―・きて返し」〈大鏡・後一条院〉
[類語]唸る呻吟阿鼻叫喚

すた・く【×呻く】

[動カ四]《「すたすた」の「すた」の動詞化。「すだく」とも》あえぐ。すためく。
「声いきどしく―・きながら」〈浄・関八州繋馬〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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