世界大百科事典(旧版)内の四官(座)の言及
【座頭】より
…(2)室町時代に盲人の琵琶法師明石覚一によって形成されたと伝える当道座(当道)は,雨夜(あまよ)尊(仁明天皇の皇子人康親王)を始祖とするという琵琶法師の座であった。座頭はこの当道座に設けられた四官(検校(けんぎよう),別当,勾当(こうとう),座頭)の最下位。剃髪した僧体の盲人で,その名の上に〈城〉,あるいは下に〈一〉の字を多く使用し,琵琶を伴奏として《平家物語》や《曾我物語》を語り,ときには早歌や小歌をうたった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」