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デジタル大辞泉
「坂口昂」の意味・読み・例文・類語
さかぐち‐たかし【坂口昂】
[1872~1928]歴史学者。京都の生まれ。京大教授。欧州各国に留学。ランケの学風を受け継ぎ、世界史的視野で歴史学を論じた。著「概観世界思潮」「ルネサンス史概説」など。
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坂口昂
没年:昭和3.1.28(1928)
生年:明治5.1.15(1872.2.23)
近代の歴史家。文学博士。兵庫県有馬郡日西原村(神戸市)に生まれる。明治27(1894)年帝国大学を卒業。40年京都帝国大学助教授となり,史学地理学講座(西洋史学)の創設に尽力した。ドイツ,フランス留学を経て,45年教授になり,大正13(1924)年文学部長。学風は,L.リースの薫陶を受け,L.ランケの史学思想を基礎にして,古代ギリシャ・ローマの政治・文化史を壮大な世界文明史的構想から把握する。<著作>『世界史に於ける希蝋文明の潮流』『概観世界史潮』『独逸史学史』,(翻訳)ベルンハイム『歴史とは何ぞや』,リース『世界史の使命』<参考文献>『芸文』19巻5号
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
坂口昂 さかぐち-たかし
1872-1928 明治-昭和時代前期の西洋史学者。
明治5年1月15日生まれ。三高教授から明治45年京都帝大教授となる。専攻は古代ヨーロッパ史。ランケ史学の学風をうけ,ギリシャ,ローマの文化史を世界史的視野でとらえた。晩年は史学史の研究にうちこんだ。昭和3年1月28日死去。57歳。兵庫県出身。帝国大学卒。著作に「概観世界史潮」「独逸(ドイツ)史学史」。
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