垂示(読み)スイシ

デジタル大辞泉 「垂示」の意味・読み・例文・類語

すい‐し【垂示】

《「すいじ」とも》
教え示すこと。
禅宗師家しけ大衆に教えを説くこと。垂語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「垂示」の意味・読み・例文・類語

すい‐し【垂示】

〘名〙 (「すいじ」とも)
仏語。禅宗で師家(しけ)が大衆に教えを説くこと。垂語。
夢中問答(1342)中「若かやうならば、凡聖増減なしといへる、仏祖の垂示、皆虚言なるべし」 〔臨済録
② 教え示すこと。つげ知らせること。告示
万葉(8C後)五・八六四・右詞文「兼奉垂示 梅苑芳席 群英摛藻」
※伊藤特派全権大使復命書附属書類(1885)天津談判「閣下希望せらるる所何れの点にある歟、垂示あらんことを乞ふ」 〔後漢書‐梁皇后紀〕

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