デジタル大辞泉
「増補文献備考」の意味・読み・例文・類語
ぞうほぶんけんびこう〔ゾウホブンケンビカウ〕【増補文献備考】
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ぞうほぶんけんびこう ゾウホブンケンビカウ【増補文献備考】
朝鮮の政書。二五〇巻。原刊本は五〇巻。李太王の時、
朴大容・趙昇九ら奉勅撰。隆熙二年(
一九〇八)刊。先に
英祖の命で作られた「
東国文献備考」の
補訂。朝鮮古今の文物、制度、
典章を一六考に分類・集録。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
増補文献備考
ぞうほぶんけんびこう
Chǔngbo-munhǒn-pigo
朝鮮,古今の制度,文物を分類整理した類書。隆煕2 (1908) 年,朴大容らに命じて撰進させたもので 250巻から成る。その内容は象緯,輿地,帝系,礼,楽,兵,刑,田賦,財用,戸口,市糴,交聘,選挙,学校,職安,芸文の 16考に分れている。さらに部門を分けて関係文献をあげている。本書は本来中国の類書『文献通考』などの体例にならって朝鮮王朝 (李朝) ,英宗 46 (1770) 年に洪鳳漢らが撰進した『東国文献備考』 (100巻) をさらに増補発展させたものである。隆煕2年 50冊本が刊行されているが,韓国では 1957年に洋装本3冊が東国文化社から刊行されている。朝鮮史を事項別に検する場合に便利である。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報