多血(読み)タケツ

デジタル大辞泉 「多血」の意味・読み・例文・類語

た‐けつ【多血】

[名・形動]
体内血液の量の多いこと。
感情的で激しやすいこと。血の気の多いこと。また、そのようなさま。「多感多血な(の)青年

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「多血」の意味・読み・例文・類語

た‐けつ【多血】

〘名〙
① 体の血液の量が多いこと。また、体のある部分に血液が多くたまっていること。〔医語類聚(1872)〕 〔景岳全書‐総論
② (形動) 物事に、容易に感動すること。激しやすいこと。血の気が多いこと。また、その気質やそのさま。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉九「是等は所謂多血(タケツ)、兼神経質の人間といふべし」

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