夜夜中(読み)よるよなか

精選版 日本国語大辞典 「夜夜中」の意味・読み・例文・類語

よる‐よなか【夜夜中】

〘名〙
① (「夜中」を強めていう) 夜の最中。まよなか。よさりよなか。夜の夜中。
和泉式部日記(11C前)「よる夜なかと歩かせ給ひてはよきことやはある」
怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉五「夜宵中(ヨルヨナカ)奥向庭口へ這入込んで済みますかへ」
火の元をしゃれていう語。
滑稽本・当世真々乃川(1785)二「火のもとの事を夜(ヨル)よなかと切あげ 物知の事を青表紙となぐり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「夜夜中」の意味・読み・例文・類語

よる‐よなか【夜夜中】

夜中」を強めていう語。まよなか。夜ふけ。「こんな夜夜中にいったい誰だろう」

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