大声(読み)たいせい

精選版 日本国語大辞典 「大声」の意味・読み・例文・類語

たい‐せい【大声】

〘名〙
① 大きな声を出すこと。おおごえ。大音高声。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕
※富岡先生(1902)〈国木田独歩〉五「先生の梅子嬢を罵る大声(タイセイ)が門の外まで聞えた位で」
高雅で上品な音律
道理の正しい立派なことば。

おお‐ごえ おほごゑ【大声】

〘名〙 大きな声。たいせい
土左(935頃)承平五年一月七日「ゆく先に立つ白波の声よりもおくれて泣かん我やまさらんとぞよめる。いと大ごゑなるべし」

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デジタル大辞泉 「大声」の意味・読み・例文・類語

おお‐ごえ〔おほごゑ〕【大声】

大きな声。⇔小声
[類語]大音声音声発声美声悪声金切り声だみ声どら声胴間声鼻声裏声小声猫撫で声声色肉声人声地声音吐蛮声がらがら声しゃがれ声しわがれ声塩辛声ハスキーボイス風邪声含み声作り声嬌声奇声悲鳴声を上げる声を大にする声を張り上げる声を尖らす声を嗄らす声を忍ばせる声を潜める声を荒らげる声を落とす声を掛ける声を殺す声を揃える声を立てる声を呑む声を励ます声を振り絞る

たい‐せい【大声】

大きな声。おおごえ。「大声を発する」
高尚な音楽。上品な音律。

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普及版 字通 「大声」の読み・字形・画数・意味

【大声】たいせい

大ごえ。

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