大菩薩(読み)だいぼさつ

精選版 日本国語大辞典 「大菩薩」の意味・読み・例文・類語

だい‐ぼさつ【大菩薩】

[1] 〘名〙
① 偉大な菩薩。一切を救済してやまない慈悲の菩薩。
※観智院本三宝絵(984)下「浄名はこれ大菩薩也」 〔無量寿経‐下〕
② 最高の僧位。また、その僧位を賜わった人。
元亨釈書(1322)一四「二十一年正月。皇帝受菩薩戒。及皇太后、皇后。乃賜号大菩薩
③ 神仏習合思想に基づく神号一種。富士浅間大菩薩、多度大菩薩など。
文徳実録‐斉衡二年(855)九月六日「佐保天皇御世に大菩薩を知識に奉唱て奉造給へり」

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デジタル大辞泉 「大菩薩」の意味・読み・例文・類語

だい‐ぼさつ【大××薩】

菩薩尊称
修行が進んで不退の位に上った菩薩退転の菩薩を小菩薩というのに対していう。
八幡はちまん大菩薩」の略。

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