奇勝(読み)きしょう

精選版 日本国語大辞典 「奇勝」の意味・読み・例文・類語

き‐しょう【奇勝】

〘名〙
① 思いがけない勝利。また、他の思いつかないような計略で勝つこと。
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三「百虫を捕ひ来て乃ち其卵を取り、之を蚕卵に雑ひて若干紙を製し、之を横浜に輸して将に以て奇勝を収めんとす」
② 珍しく、またすぐれた景色景勝
※東江先生南遊詩(1796頃)西行谷賞花「見雲又誤雪 奇勝動吟魂
北欧の夏(1946)〈正宗白鳥〉「有名なフィヨルドの奇勝を見たいと思ひながら」

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デジタル大辞泉 「奇勝」の意味・読み・例文・類語

き‐しょう【奇勝】

思いがけない勝利。また、思いもつかないような計略で勝つこと。奇捷きしょう
珍しい景色。すばらしい景色。景勝。「天下奇勝
[類語](2景勝形勝絶勝名勝景色美景佳景勝景絶景奇観山紫水明風物近景遠景白砂青松風光明媚

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普及版 字通 「奇勝」の読み・字形・画数・意味

【奇勝】きしよう

奇策で勝つ。また、すぐれた景色。〔唐書、文芸中、王維伝〕別墅川(まうせん)に在り。地奇なり。~と其の中に游ぶ。

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