女能(読み)おんなのう

精選版 日本国語大辞典 「女能」の意味・読み・例文・類語

おんな‐のう をんな‥【女能】

〘名〙
女性が演じる能。→女猿楽(おんなさるがく)
※長沢聞書(17C前か)「乱世の後京都専ら女能はやり申し候」
② 女性を主人公とする能。女に扮する能。現在の能楽でいう鬘物(かずらもの)女物。⇔男能
申楽談儀(1430)能の色どり「女能には、小袖をもながながとふみくくみ」

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デジタル大辞泉 「女能」の意味・読み・例文・類語

おんな‐のう〔をんな‐〕【女能】

能で、女性を主人公としたもの。女物。鬘物かずらもの。→男能
女性だけで演じる能。女猿楽おんなさるがく

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