孤立(読み)コリツ

デジタル大辞泉 「孤立」の意味・読み・例文・類語

こ‐りつ【孤立】

[名](スル)
一つまたは一人だけ他から離れて、つながりや助けのないこと。「敵に包囲されて孤立する」「孤立無援」
対立するものがないこと。「孤立義務」
[類語](1一人単独単身一つ孤独独りぼっち紅一点人っ子一人一人天下孤高/(2確執対立鼎立

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「孤立」の意味・読み・例文・類語

こ‐りつ【孤立】

〘名〙
① 他から離れて一つだけ立っていること。また、仲間がいなく一人ぼっちなこと。他の助けがなくただ一人でいること。
菅家文草(900頃)三・舟行五事「松全孤立性、磯絶四方蹤
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉四「封建武人は日に権威を落して其依る処を失ひ、上下中間に在て孤立するものの如し」 〔史記‐秦始皇本紀〕
② 対立するもののないこと。対応するものがないこと。主として、「孤立義務」などと法律上の語として用いられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「孤立」の読み・字形・画数・意味

【孤立】こりつ

ひとりぼっち。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕今、僕不幸にして、早く母を失ひ、兄弟の親無く、獨身立す。

字通「孤」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android