官本(読み)カンポン

デジタル大辞泉 「官本」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぽん〔クワン‐〕【官本】

官公庁出版・発行する書籍官版の本。⇔坊本
官公庁の蔵書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「官本」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぽん クヮン‥【官本】

〘名〙
① 国公費で出版した書物。官版の書物。また、公的機関校訂・編集した本。
万葉代匠記(精撰本)(1690)総釈「水戸源三品光圀卿、彼本を以て写し給へるを以て今正せば、官本と云」
政府が保管する書物。官公庁で管理する書物。〔書断〕
刑務所に備えて囚人などに読ませる書物。⇔私本

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android