定額小為替(読み)テイガクコガワセ

デジタル大辞泉 「定額小為替」の意味・読み・例文・類語

ていがく‐こがわせ〔‐こがはせ〕【定額小為替】

ゆうちょ銀行が提供する送金・決済サービスの一。50円から1000円まで12種類の額面定額小為替証書を組み合わせて送金する。受け取った定額小為替は郵便局ゆうちょ銀行窓口で換金できる。普通郵便で送付でき、郵便物が届かないなど郵便事故の場合は受領証書を提示して返金を受けることができる。有効期間発行日から6か月。有効期間が経過すると再発行の手続きが必要となる。また、5年以上経過すると換金できなくなる場合がある。
かつて郵政公社が行った郵便為替の一。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「定額小為替」の意味・読み・例文・類語

ていがく‐こがわせ ‥こがはせ【定額小為替】

〘名〙 郵便為替の一つ小額を送金する際に便利なように、一定金額を証書によって送金するもの。普通為替よりも料金が安くなっている。小為替。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「定額小為替」の意味・わかりやすい解説

定額小為替【ていがくこがわせ】

内国郵便為替一種。普通為替の特殊なもので,証書金額は50円から1万円まで15種。この定額を郵便局に差し出して定額小為替証書の発行を受け,受取人に送付し,受取人はこれと引換えに任意の郵便局から払渡しを受ける。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の定額小為替の言及

【郵便為替】より

… 国営の為替制度は1817年フランスにおいて初めて実施され,日本では前島密(まえじまひそか)等の努力により74年9月郵便為替規則が制定され,75年1月から実施された。国内隔地間送金には,普通為替,電信為替,定額小為替の3種類がある。普通為替は,75年に開始されたもので,郵便局が差出人から持ち込まれた現金に対し為替証書を発行,差出人がこれを受取人に送付し,受取人がその為替証書と引換えに郵便局窓口で為替金を受け取る仕組み。…

※「定額小為替」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android