小天神(読み)コテンジン

デジタル大辞泉 「小天神」の意味・読み・例文・類語

こ‐てんじん【小天神】

江戸時代上方遊里で、遊女階級の一。天神の下、かこいの上。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小天神」の意味・読み・例文・類語

こ‐てんじん【小天神】

〘名〙 (「こ」は接頭語)
能面一つ。天神の小形のもので、神仏に扮(ふん)する者が用いる。
② 江戸時代、上方(かみがた)の遊里で、遊女の階級の一つ。天神の下で囲(かこい)の上の位。
浮世草子好色一代男(1682)五「あたま(かず)よびでいくらが物ぞ。天神、小天神(コてんじん)とせちがしこくきはめぬ」

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