小胆(読み)しょうたん

精選版 日本国語大辞典 「小胆」の意味・読み・例文・類語

しょう‐たん セウ‥【小胆】

〘名〙 (形動) 胆力の小さいこと。度量のせまいこと。また、そのさま。〔和英語林集成初版)(1867)〕
たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉九「人の風説に耳をかたぶけるやうな小胆(セウタン)にては無く」

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デジタル大辞泉 「小胆」の意味・読み・例文・類語

しょう‐たん〔セウ‐〕【小胆】

[名・形動]気が小さいこと。度胸がないこと。度量が狭いこと。また、そのさま。小心。「優柔小胆な男」⇔大胆
[類語]内気弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶大人しいこわがり怯懦きょうだ怯弱きょうじゃく意気地なし小心臆病肝が小さい肝っ玉が小さい小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断やわやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く音を上げる悲鳴を上げる気が弱い腰が弱い煮え切らない温順柔順従順温柔温良順良素直穏和おだやか物静かおとなしやか控えめ優しい内向的人見知りしんねりむっつりシャイまだるっこいまどろっこい手ぬるい生ぬるいのろ臭い間怠まだる間怠まだるこしいうやむやあやふや漠然おぼろげ曖昧どっちつかず要領を得ないぬらりくらりぬらくらのらりくらりのらくらぼやかす無節操洞ヶ峠言を左右にする言葉を濁す

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普及版 字通 「小胆」の読み・字形・画数・意味

【小胆】しようたん

臆病。

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