尚薬(読み)クスリノカミ

デジタル大辞泉 「尚薬」の意味・読み・例文・類語

くすり‐の‐かみ【尚薬/典頭】

後宮薬司やくし長官天皇に薬を捧持ほうじする女官。しょうやく。→薬司やくし
てんやくのかみ(典薬頭)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尚薬」の意味・読み・例文・類語

しょう‐やく シャウ‥【尚薬】

〘名〙
令制で、後宮十二司一つである薬司の長官。くすりのかみ。給祿の相当位は従六位。〔令義解(718)〕
天子東宮侍医典薬
菅家文草(900頃)四・九日侍宴、同賦仙潭菊「桂父遊随尚薬尋、麻姑採助宮人喜」 〔後漢書‐蓋勲伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android