尺一(読み)しゃくいち

精選版 日本国語大辞典 「尺一」の意味・読み・例文・類語

しゃく‐いち【尺一】

〘名〙
鯨尺で一尺一寸(約四二センチメートル)をいう。せきいつ。
② 長野県木曾地方から出る材木をいう。
盆提灯一種の名。
風俗画報‐一五九号(1898)七月「挑燈の種類は大枕、小枕、尺、尺一、尺二と呼び」

せき‐いつ【尺一】

〘名〙
① 一尺一寸。しゃくいち
② 古く、中国詔書を写すのに用いた一尺一寸(約三三・三センチメートル)の板。転じて、詔書をいう。みことのり。せきいつの符(ふ)。〔書言字考節用集(1717)〕 〔漢書‐匈奴伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「尺一」の意味・読み・例文・類語

せき‐いつ【尺一】

1尺1寸(約33.3センチ)。しゃくいち。
《中国上代に詔書を写すのに1尺1寸の長さの板を用いたことから》詔書。みことのり。

しゃく‐いち【尺一】

1尺1寸。せきいつ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「尺一」の読み・字形・画数・意味

【尺一】せきいつ

詔書。

字通「尺」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android