精選版 日本国語大辞典 「山柿」の意味・読み・例文・類語
さん‐し【山柿】
[1] 〘名〙 山の中の柿。〔張衡‐南都賦〕
[2] (大伴家持が、範とすべき歌人をさしていった語) 万葉歌人の名の略称。誰をさすかについては諸説ある。(イ)山部赤人と柿本人麻呂、(ロ)山上憶良と柿本人麻呂、(ハ) (山柿(やまがき)の意から) 柿本人麻呂、(ニ) (山柿の繁る意から) 山部赤人を中心とする当時の歌人たち、など。
※万葉(8C後)一七・三九六九・題詞「幼年未レ逕二山柿之門一、裁歌之趣詞失二乎聚林一」
やま‐がき【山柿】
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