岡安喜三郎(3世)(読み)おかやすきさぶろう[さんせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岡安喜三郎(3世)」の意味・わかりやすい解説

岡安喜三郎(3世)
おかやすきさぶろう[さんせい]

[生]寛政4(1792)
[没]明治3(1870).11.29.
長唄唄方の家元。1世岡安喜三郎の門弟。前名喜代八。嘉永3 (1850) 年3世を襲名,明治1 (68) 年喜翁と改名天保の三名人の1人に数えられ,特に『勧進帳』の「人目の関」をうたって好評を博したことは有名。

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世界大百科事典(旧版)内の岡安喜三郎(3世)の言及

【吉住小三郎】より

…もと江戸の四谷で芋屋を営んでいたことから〈芋五郎の小三郎〉と呼ばれた。2世富士田音蔵,岡安喜代八(1792‐1870)(のちの3世岡安喜三郎)とともに天保の三名人といわれた。(3)3世(1832‐89∥天保3‐明治22) 2世の門弟で前名小太郎。…

※「岡安喜三郎(3世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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