岩盤(読み)がんばん

精選版 日本国語大辞典 「岩盤」の意味・読み・例文・類語

がん‐ばん【岩盤】

〘名〙 表面の土層の下の岩石層、または岩石で構成された地盤。岩石盤。
化物進化(1929)〈寺田寅彦〉「山腹に露出した平滑な岩盤が」

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デジタル大辞泉 「岩盤」の意味・読み・例文・類語

がん‐ばん【岩盤】

地表の下にある岩石の層。岩石でできている地盤。また比喩的に、きわめて強固で崩しがたいもの。「岩盤規制」
[類語]地層炭層油層泥炭層・砂礫層・鉱床鉱脈金脈古生界中生界新生界第三紀層第三系洪積層沖積層断層活断層露頭

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の岩盤の言及

【岩盤試験】より

…地球の表面下,ある深さのところに存在する岩石よりなる広い基盤を岩盤といい,岩盤試験は,岩盤の構造物支持基盤としての適否を判断するために,岩盤の強さや変形のしかたを調べる試験である。岩盤は粘土や砂で形成される地盤よりも強度が大きいので,岩石の性質から岩盤の力学的性質を推定しようとする試みはあったが,これまでその力学的性質についてさほど大きな関心が払われなかった。…

※「岩盤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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