川狩(読み)かわがり

精選版 日本国語大辞典 「川狩」の意味・読み・例文・類語

かわ‐がり かは‥【川狩】

〘名〙
① 川で魚をとること。川を干したり、かいぼりや投網(とあみ)などの方法で魚をとること。川猟。川せせり。川殺生。《季・夏》
源平盛衰記(14C前)六「師高折節河狩(カハガリ)して遊びけり」
木材を編束しないで、一本ずつを管流(くだなが)しする作業。筏(いかだ)に組んで流送する以前の運材作業。〔大川狩定法(木曾山)(1830)〕

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デジタル大辞泉 「川狩」の意味・読み・例文・類語

かわ‐がり〔かは‐〕【川狩(り)】

川で、水をせき止めたり、投網を打ったりして魚を捕ること。川猟。 夏》「―や楼上の人の見知りがほ蕪村
木材を、いかだに組まずに、1本ずつ上流から流し送ること。

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