弓馬の道(読み)キュウバノミチ

デジタル大辞泉 「弓馬の道」の意味・読み・例文・類語

きゅうば‐の‐みち【弓馬の道】

武芸の道。また、武士道

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精選版 日本国語大辞典 「弓馬の道」の意味・読み・例文・類語

きゅうば【弓馬】 の 道(みち)

武士がはげむべき方面。武芸。弓箭(きゅうせん)の道。また、武士が守るべき道徳。武士道。
太平記(14C後)八「弓馬の道を守る武家の輩と、風月の才を事とする朝廷の臣と」

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旺文社日本史事典 三訂版 「弓馬の道」の解説

弓馬の道
きゅうばのみち

中世,武士社会成立期における実践的武士道徳
兵 (つわもの) の道・弓矢の習 (ならい) などともいう。武士の勃興によって生まれた社会道徳で,その根本主従信義を重んじ,礼節武勇廉恥 (れんち) ・質実を尊び守ることが美徳とされた。のち江戸時代に理論的に構成されて武士道となる。

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