後足で砂をかける(読み)アトアシデスナヲカケル

デジタル大辞泉 「後足で砂をかける」の意味・読み・例文・類語

後足あとあしすなをか・ける

恩義のある人を裏切るばかりか、去りぎわにさらに迷惑をかけることのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後足で砂をかける」の意味・読み・例文・類語

あとあし【後足】 で 砂(すな)をかける

世話になった人の恩義を裏切るばかりか、去りぎわにさらに迷惑をかけてかえりみないたとえ。
※歌舞伎・芽出柳緑翠松前(1883)四幕「御暇(おいとま)の出た其時に、下世話(げせわ)で申す後足(アトアシ)で砂(スナ)をかけて参った奴」

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ことわざを知る辞典 「後足で砂をかける」の解説

後足で砂をかける

世話になった人の恩義を平気で裏切るばかりか、去りぎわにさらにひどいふるまいをすることのたとえ。

[使用例] 後足で砂をかけて行きやがる女房に金の無理算段をしてやる、実に見さげ果てた男だと思うだろうな[豊田三郎弔花|1935]

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