御悩(読み)ごのう

精選版 日本国語大辞典 「御悩」の意味・読み・例文・類語

ご‐のう ‥ナウ【御悩】

〘名〙 (「ご」は接頭語) 天皇貴人などの御病気御悩気(ごのうき・ごのうけ)御不例
小右記‐長保元年(999)九月二三日「払暁取宮御悩案内、冝欣坐者、欣悦了」

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デジタル大辞泉 「御悩」の意味・読み・例文・類語

ご‐のう〔‐ナウ〕【御悩】

貴人の病気を敬っていう語。ご病気。おんなやみ。
「―の刻限に及んで、東三条の森の方より黒雲一むら立ち来て」〈平家・四〉

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