心折れる(読み)こころおれる

精選版 日本国語大辞典 「心折れる」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 折(お)れる

気持を相手側に曲げる。心がやわらぐ。気がなごむ。また、心が弱くなる。
浄瑠璃栬狩剣本地(1714)四「同じちぎりをかさねんと、世継御前も玉ゆらも心おれ合ふ花の枝」
※抒情歌(1932)〈川端康成〉「父は母の死に心折れて、私達結婚をゆるしてくれましたの」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「心折れる」の意味・読み・例文・類語

こころ・れる

気持ちや考えがそちらに向かう。また、気持ちが弱る。「妹の説得に父も―・れたようだ」「相次ぐ困難に―・れる」→心が折れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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