悲門(読み)ひもん

精選版 日本国語大辞典 「悲門」の意味・読み・例文・類語

ひ‐もん【悲門】

〘名〙 仏語仏菩薩が備えている徳のうち衆生を救おうと志す慈悲救済のはたらきの側。
※米沢本沙石集(1283)一「智門は高くを勝れたりとし、悲門(ヒモン)は下れるを妙へ也とす」

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デジタル大辞泉 「悲門」の意味・読み・例文・類語

ひ‐もん【悲門】

仏語。仏・菩薩ぼさつの備える徳のうち、衆生を救おうと志す慈悲の側面。利他の側面。⇔智門

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