承役地(読み)ショウエキチ

デジタル大辞泉 「承役地」の意味・読み・例文・類語

しょうえき‐ち【承役地】

地役権設定によって、要役地利用価値を増すために供される土地。要役地のために通路となる土地など。

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精選版 日本国語大辞典 「承役地」の意味・読み・例文・類語

しょうえき‐ち【承役地】

〘名〙 地役権が設定された場合、要役地の利用価値を増すために一定義務を負う土地。要役地のために通路になったりする土地など。
民法(明治二九年)(1896)二八八条「承役地の所有者は」

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世界大百科事典(旧版)内の承役地の言及

【国際地役】より

…条約により,他国の利益のために,ある国家の領域に課せられる負担。負担を課せられる領域を〈承役地〉,負担を義務づけられる国家を〈承役国〉という。これに対し,利益を受ける国家を〈要役国〉という。…

【地役権】より

…たとえば,公道から自分の土地に出入りするために他人の土地を通行したり,他人の土地に湧く水を自分の土地に引くなどの形で,特定の土地(要役地)の便益のために他人の土地(承役地)を利用する物権をいう(民法280~294条)。地役権は要役地にとっては利用度の拡大を,承役地にとっては負担を意味する。…

※「承役地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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