持方(読み)もちかた

精選版 日本国語大辞典 「持方」の意味・読み・例文・類語

もち‐かた【持方】

〘名〙
① 支え持つ方法。持ちよう。もち具合
※暴夜物語(1875)〈永峰秀樹訳〉希臘王並医生銅盤の伝「『ラッケット』を執らしめ、其操持法(モチカタ)をも精しく示し」
感情などのたもち方。持ちよう。
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉七五「了見の持ち方面白からぬを憤ることあり、気性の違へるを忌々しがることあり」
③ 維持してゆく方法。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「世慣れぬお類が、人形衣類(きもの)を着せるやうな世帯の持方とは差(ちが)って」
④ 持つ人。また、持つ役の人。持ち手。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「持方」の意味・読み・例文・類語

もち‐かた【持(ち)方】

持つ方法。持ちよう。「ラケット持ち方
持ち手2」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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