支払猶予(読み)しはらいゆうよ

精選版 日本国語大辞典 「支払猶予」の意味・読み・例文・類語

しはらい‐ゆうよ しはらひイウヨ【支払猶予】

〘名〙 恐慌などの非常事態に際して債務者のために金銭債務履行を一定期間延ばすこと。ヨーロッパ諸国では古くから行なわれていたが、日本では大正一二年(一九二三)の関東大震災の時や、昭和二年(一九二七)の金融恐慌の時がその例。モラトリアム。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「支払猶予」の意味・読み・例文・類語

しはらい‐ゆうよ〔しはらひイウヨ〕【支払猶予】

モラトリアム

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「支払猶予」の意味・わかりやすい解説

支払猶予
しはらいゆうよ

モラトリアム

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の支払猶予の言及

【モラトリアム】より

…政府が法令に基づいて債務の支払を一定期間猶予させることで,〈支払猶予〉と訳される。転じて,義務履行の猶予期間や(敵対・危険活動の)一時的停止の意味にも用いられる。…

※「支払猶予」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android