旧式(読み)キュウシキ

デジタル大辞泉 「旧式」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐しき〔キウ‐〕【旧式】

[名・形動]
昔からのしきたり。古い方式。「旧式にならう」⇔新式
型・デザイン考え方などが古くさいこと。また、そのさま。「旧式機械」「旧式な考え」⇔新式
[類語]古い時代遅れ流行遅れ古風こふう昔風むかしふう陳腐旧弊前近代的旧態依然中古オールドファッション昔ながら古式弊害宿弊通弊語弊積弊流弊時代錯誤アナクロアナクロニズム固陋ころう頑愚頑迷気質かたぎ時弊余弊古めかしい古臭いかび臭い古びる古ぼけるださい年代物古色古色蒼然蒼然旧態使い古し陳套ちんとう旧套きゅうとうひねひね臭い時代掛かる時代めく昔ながら蒼古年季が入るレトロアウトオブデートオールドタイマー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「旧式」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐しき キウ‥【旧式】

〘名〙 (形動)
① 古い形式。昔から行なわれているしきたり。旧慣。〔塵芥(1510‐50頃)〕
② 形、デザイン、作り方などが古くさいこと。時代おくれ。オールドファッション。
鹿狩(1898)〈国木田独歩〉「其鉄砲は旧式で粗末なものであるが」
③ 考え方や行動が、昔通りで古くさいこと。
日の出(1903)〈国木田独歩〉「伸一先生は決して此意味を旧式(キウシキ)に言ったのではありません」

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普及版 字通 「旧式」の読み・字形・画数・意味

【旧式】きゆうしき

故式

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