昔物語(読み)ムカシモノガタリ

デジタル大辞泉 「昔物語」の意味・読み・例文・類語

むかし‐ものがたり【昔物語】

昔から伝わる物語
継母の腹きたなき―も多かるを」〈・蛍〉
昔話むかしばなし1」に同じ。
「この―は尽きすべくなむあらぬ」〈橋姫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「昔物語」の意味・読み・例文・類語

むかし‐ものがたり【昔物語】

〘名〙
① 昔、作られた物語。昔から伝わる物語・伝説など。
蜻蛉(974頃)下「みる人もあはれに、むかしものがたりのやうなれば、みな泣きぬ」
② 昔あったことについての物語。懐旧談
落窪(10C後)三「年比は対面なくてなりもて行くもあはれに思う給へつるをとて、昔物語などするほどに」
[語誌]→「ふるものがたり(古物語)」の語誌

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