株式利回り(読み)かぶしきりまわり

百科事典マイペディア 「株式利回り」の意味・わかりやすい解説

株式利回り【かぶしきりまわり】

株式1株当りの1年分の予想配当金額を株式時価で割って算出。ある時点株式投資を行う場合,投資金額に対して得られる配当の割合を意味し,株式投資の重要な基準となる。個々の株式銘柄と並んで何種類かの株式の平均利回りも算出されている。

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世界大百科事典(旧版)内の株式利回りの言及

【株価】より

…利潤率が対応する基準は一般市場利子率で,これは経済の変動による金融の繁閑によって高下する。一方,株式利回りは年間配当金の投資元本に対する割合で,この投資元本が株価に相当し,株価と株式価値とが等しければ利回りと資本還元率が同じになる。したがって,という式が成り立つ。…

【金利】より

…このとき確定金利とキャピタル・ゲインの和を市場価格で除したものである債券収益率を債券の金利と考えることもある。(6)株式利回り 株式の配当と市場価格の比率を株式利回りと呼び,株式の金利とみなす。また株式の配当とキャピタル・ゲインの和の市場価格に対する比率を株式収益率と呼び,株式の金利とみなすこともある。…

【利回り】より

…債券(公社債)は額面価格と発行価格に差(発行差額)があることが多いので表面金利のみでは債券の生み出す利子を捕捉できないので,表面金利に発行差額を加えたものと発行価格の比率である債券利回り(公社債利回り)を金利相当概念として用いる。また株式は額面価格と市場価格が異なることが普通であるので,配当の市場価格に対する比率を株式利回りと呼び,金利相当概念として用いる。【落合 仁司】(1)公社債利回り 公社債から得られる1年間の収益を買入価格で割って求められる応募者利回りと,発行者が支払利息,発行差金または償還差金および諸費用などの発行コスト総額を手取り発行額で割って求められる発行者利回りとがある。…

※「株式利回り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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