正午(読み)しょうご

精選版 日本国語大辞典 「正午」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ご シャウ‥【正午】

〘名〙 昼の一二時。太陽南中する時刻十二支の午(うま)の刻の中央点。⇔正子(しょうし)
史記抄(1477)一三「賀承夫が夏至の日正午の時はかりて見たが」 〔皎然‐桃花石枕贈康従事詩〕

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デジタル大辞泉 「正午」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ご〔シヤウ‐〕【正午】

昼の12時。この時刻に太陽が子午線を通過する。
[類語]真昼まひる昼時ひるどき真っ昼間昼日中ひるひなか昼中ひるなか日盛り白昼はくちゅう白日はくじつ

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改訂新版 世界大百科事典 「正午」の意味・わかりやすい解説

正午 (しょうご)
noon

24時制でいえば真昼の12時ちょうどの時刻をいう。昔,1日を日の出日没昼夜を二分し,それぞれを6等分して合計12の時間帯に分け,24時制の23時から1時までに当たる時間帯に始まり以下1時から3時,3時から5時,……の順に並ぶ各2時間帯に,それぞれ子,丑,寅,卯,辰,巳,午,未,申,酉,戌,亥の十二支名を振り当てて表した。午の刻は24時制の11時から13時に当たり,正午はこの時間帯の中央,つまり真昼の12時を意味する。これに対して真夜中の0時ちょうどを正子という。現在の平均太陽時や協定世界時などの時刻はすべて正子を0時として数え始めるが,1925年以前のグリニジ平均時(GMT)は正午を0時として数え始めたもので,もっぱら天文学用であった。英・米語では午前,午後の表示にa.m.,p.m.をよく用いる。これらはそれぞれante meridiem,post meridiemの略で,いずれもラテン語に由来する。ante,postはそれぞれ〈前〉〈後〉を,meridiemは〈絶頂〉,または〈子午線〉を意味する。この場合のmeridiemは太陽の南中を指すもので,正午の物理的意味をよく表している。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「正午」の意味・わかりやすい解説

正午
しょうご
noon

太陽の南中する時刻。それが真太陽の場合は真正午,平均太陽の場合は平均正午という。一般には,その地方の標準正午における平均正午,すなわち地方標準時の正午をさす場合が多い。

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普及版 字通 「正午」の読み・字形・画数・意味

【正午】しようご

まひる。

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