歪曲(読み)わいきょく

精選版 日本国語大辞典 「歪曲」の意味・読み・例文・類語

わい‐きょく【歪曲】

〘名〙 ゆがみまがること。また、ゆがめまげること。事実などをいつわってゆがめること。
万葉集における自然主義(1933)〈長谷川如是閑〉四「国家道徳による曲疵や歪曲(ワイキョク)

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デジタル大辞泉 「歪曲」の意味・読み・例文・類語

わい‐きょく【×歪曲】

[名](スル)
物をゆがめまげること。また、ゆがみまがること。「歪曲した線路
事実をわざとゆがめて伝えること。「この報告は事実を歪曲している」
[類語]捏造ねつぞうでっち上げでっち上げるねじ曲げるひん曲げる

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普及版 字通 「歪曲」の読み・字形・画数・意味

【歪曲】わいきよく

ひんまげる。

字通「歪」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の歪曲の言及

【収差】より


[ザイデルの5収差]
 ドイツのザイデルLudwig Philipp von Seidel(1821‐96)は,単色光に対して,共軸球面系(各屈折面の曲率中心が一直線上に並んだ光学系)の光軸のまわりの対称性から収差を5種類に分類した。すなわち球面収差,コマ収差,像面湾曲,非点収差,および歪曲であり,これらをザイデルの5収差という(この五つを広義の球面収差と呼ぶ場合もある)。彼はスネルの法則を入射角xに関する三次までの近似式,sinxxx3/6で展開して,各収差の特徴を論じた。…

※「歪曲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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