比較的(読み)ヒカクテキ

デジタル大辞泉 「比較的」の意味・読み・例文・類語

ひかく‐てき【比較的】

[副]他の同種のものや一般的基準とくらべてみたときに判断されるさま。わりあい。「仲間うちでは比較的勉強するほうだ」「今回は比較的によくできた」
[類語]割と割に割りかし割方割合結構なかなかかなり相当大幅随分大分だいぶ・だいぶん大層すこぶいやにやけにえらい馬鹿ばか余程余っ程まあまあまあまずまずどうにかこうにかどうかこうかどうやらこうやら曲がりなりにもかすかすどうやらなんとかかんとかなんとかようやっとどうにかそこそこかろうじて辛くもそれなりやっとやっとこさようやくあやうく危なく増し次善セカンドベストベター及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもないまだしもまだえんやらやっとやっとのことでようようすんでのところ間一髪かつがつすんでのことすんでにあわや九死に一生を得るすれすれいまだしいま不徹底不十分及ばずながら不全不完全どうなりこうなり一応急場しのぎ当座しのぎ一時しのぎその場しのぎ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「比較的」の意味・読み・例文・類語

ひかく‐てき【比較的】

〘形動〙 他の同種のものと比べた上で、そのものの傾向状態を判断するさま。著しくはないが、他と、または一般と比べて、ある傾向が認められることについていう。副詞的にも用いる。他と比べて。割合に。
批評論(1888)〈大西祝〉「批評は専ら比較的になすべき者なればなり」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四「周囲が暗い中に此灯明皿が比較的明瞭に輝やいて居たので」

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