永蟄居(読み)エイチッキョ

デジタル大辞泉 「永蟄居」の意味・読み・例文・類語

えい‐ちっきょ【永×蟄居】

江戸時代武士公家に対する刑罰の一。終身にわたって出仕外出を禁じ、謹慎させたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「永蟄居」の意味・読み・例文・類語

なが‐ちっきょ【永蟄居】

〘名〙 江戸時代、目見(めみえ)以上の士に科した終身刑閉門を命じた上、当人を長く一室に軟禁する。えいちっきょ。

えい‐ちっきょ【永蟄居】

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「永蟄居」の解説

永蟄居
えいちっきょ

江戸時代,武士や公家に科せられた生涯にわたる謹慎刑。一室に閉じ込め,外出を禁止し謹慎させた。蟄居には蟄居隠居・永蟄居などの種類があり,永蟄居は終身の蟄居を予定したもの。幕末期,徳川斉昭がこの刑に処された例が有名

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