日本大百科全書(ニッポニカ) 「江口隆哉」の意味・わかりやすい解説
江口隆哉
えぐちたかや
(1900―1977)
舞踊家。本名江口捨松。青森県生まれ。高田雅夫(1895―1929)・せい子夫妻に師事。1931年(昭和6)夫人の宮操子(みさこ)(1907―2009)とともにドイツのウィグマン舞踊学校に入学。1933年に卒業、ベルリンのバッハザールで『手術室』ほか5曲を発表して同年帰国した。江口・宮舞踊団を主宰し、ウィグマンのモデルヌ・タンツを最初に日本に紹介、日本のモダン・ダンス、教育舞踊に新風を吹き込んだ。第二次世界大戦前に『都会』『創造』、戦後に『プロメテの火』『日本の太鼓』の代表作がある。月刊誌『現代舞踊』を創刊。著書に『舞踊創作法』がある。
[市川 雅]
[参照項目] |