江崎誠致(読み)エザキマサノリ

デジタル大辞泉 「江崎誠致」の意味・読み・例文・類語

えざき‐まさのり【江崎誠致】

[1922~2001]小説家福岡の生まれ。復員して政治活動に身を投じるが、その後は冷静な筆致で戦記ものを執筆。「ルソンの谷間」で直木賞受賞。他に「名人碁所ごどころ」「十字路」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「江崎誠致」の解説

江崎誠致 えざき-まさのり

1922-2001 昭和後期-平成時代の小説家。
大正11年1月21日生まれ。昭和18年応召し,21年復員。冬芽書房の設立解散,政治運動への参加,療養生活などをへて文筆生活にはいる。32年「ルソン谷間」で直木賞。囲碁好きでも知られた。平成13年5月24日死去。79歳。福岡県出身。明善中学中退。作品はほかに「死児の齢(よわい)」「名人碁所(ごどころ)」など。

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