朝日日本歴史人物事典 「河津暹」の解説
河津暹
生年:明治8.1.20(1875)
明治から昭和期まで活躍した経済学者。東京府出身。妻は神田乃武(神田孝平の養子)の娘,高木八尺は妻の兄弟。帝大卒。東京帝大経済学部教授,学部長。帝国学士院会員。経済原論の担当で,社会政策学派の経済学に依拠しつつ,価値論は限界効用説をとっていた。社会政策学派としては最後尾に属す。<著作>『経済原論』『経済政策体系』全9巻<参考文献>『東京大学百年史 部局史1』
(藤井隆至)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報