流麗(読み)りゅうれい

精選版 日本国語大辞典 「流麗」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐れい リウ‥【流麗】

〘名〙 (形動) なめらかでうるわしいこと。詩・文などがよどみなく美しいこと。また、そのさま。
※両足院本山谷抄(1500頃)一「余━ぬたではで、うつくしう流麗にするぞ」
※条約改正論(1889)〈田口卯吉〉「其愛国心に富めると文章の流麗なるとには」 〔蘇軾‐和子由論書詩〕

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デジタル大辞泉 「流麗」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐れい〔リウ‐〕【流麗】

[形動][文][ナリ]よどみがなく美しいさま。詩文音楽などがなだらかでうるわしいさま。「流麗な文字」「流麗文体
[類語]綺麗麗しい美しい秀麗端麗美麗壮麗見目好い見目麗しい端整佳麗艶美艶麗あでやか妖艶豊麗妖美見好い小綺麗美妙典麗ビューティフルピトレスクピクチャレスクラブリービューティープリティー身綺麗美美びびしいきらやか鮮やか華麗華美鮮麗清麗優美美的楚楚そそ清楚せいそ瀟洒しょうしゃあか抜けこざっぱり洒落しゃれ小洒落こじゃれスマートシックドレッシー純美玲瓏れいろう着映えきらびやか洒落しゃれ薄皮のけたよう

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普及版 字通 「流麗」の読み・字形・画数・意味

【流麗】りゆう(りう)れい

なだらかで美しい。唐・元〔唐の故(もと)工部員外郎杜君(甫)の墓系銘序〕子美(杜甫)に至りては、~顏(延之)・謝(霊運)の高を掩(おほ)ひ、徐(陵)・(信)の麗を雜(まじ)ふ。

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