消耗戦(読み)しょうもうせん

精選版 日本国語大辞典 「消耗戦」の意味・読み・例文・類語

しょうもう‐せん セウモウ‥【消耗戦】

〘名〙 敵味方とも人員兵器物資などをどしどし投入して容易に勝負のつかない戦い。また、いっぺんに敵を撃滅しないで、敵の戦力をじわじわと消耗させ、最後には勝利しようとする戦い。〔増補改訂新聞語辞典(1936)〕

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デジタル大辞泉 「消耗戦」の意味・読み・例文・類語

しょうもう‐せん〔セウモウ‐〕【消耗戦】

人命や兵器・物資などを損失を無視して大量に投入する戦争
赤字覚悟の販売競争、力を消耗するだけで効果の上がらない争いなどをたとえていう。「携帯業界は新機種投入と値下げ競争という消耗戦に突入した」「豪雨を押しての試合は、失策四死球が続く消耗戦となった」

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