淡雪(読み)アワユキ

デジタル大辞泉 「淡雪」の意味・読み・例文・類語

あわ‐ゆき〔あは‐〕【淡雪】

春先の、うっすらと積もって消えやすい雪。 春》「―のつもるつもりや砂の上/万太郎
[類語]みぞれ氷雨あられひょう白雪はくせつ白雪しらゆきダイヤモンドダスト綿雪牡丹雪粉雪細雪締まり雪ざらめ雪小雪風花大雪豪雪どか雪吹雪吹雪く地吹雪雪嵐暴風雪ブリザード雪煙初雪新雪積雪根雪万年雪深雪しんせつ深雪みゆき残雪春雪

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精選版 日本国語大辞典 「淡雪」の意味・読み・例文・類語

あわ‐ゆき あは‥【淡雪】

〘名〙
① 春先などに降る消えやすい雪。春の雪。《季・春》
古今(905‐914)恋一・五四九「あはゆきのたまればかてにくだけつつわが物思ひのしげきころかな〈よみ人しらず〉」
※新古今(1205)春上・一〇「春日野の下萌えわたる草の上につれなく見ゆる春のあはゆき〈源国信〉」
② ⇒あわゆき(泡雪)②③④
[語誌]→「あわゆき(泡雪)」の語誌

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百科事典マイペディア 「淡雪」の意味・わかりやすい解説

淡雪【あわゆき】

ぼたん雪,綿雪とも。積もっても,はかなく消えていく春の雪。気温が低いときに降る雪はさらさらしているが,気温が比較的高いと,雪の結晶どうしが幾つも結び付いて雪片となって降り,淡雪となる。

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デジタル大辞泉プラス 「淡雪」の解説

淡雪

ニホンナシ(和梨)の一種。新潟県中部地方原産とされ、栽培記録は江戸時代中期に遡る。明治時代から昭和時代初期にかけては人気品種として全国で栽培された。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「淡雪」の解説

淡雪 (アワユキ)

植物。梨の品種

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