潜伏(読み)せんぷく

精選版 日本国語大辞典 「潜伏」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぷく【潜伏】

〘名〙
① ひそかにかくれること。かくれて外部に出ないこと。
※東海一漚集(1375頃)三・鯤鵬論「其神為鼠。潜伏池中之獣」
※新聞雑誌‐二号・明治四年(1871)五月山口藩の脱人大楽源太郎久留米藩に潜伏(センフク)せしに」 〔春秋左伝‐昭公一七年〕
病気感染はしているが、その症状が外部に現われないこと。
※明治月刊(1868)〈大阪府編〉三「其毒内部に潜伏して、数年の後発見するに」

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デジタル大辞泉 「潜伏」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぷく【潜伏】

[名](スル)
見つからないように、ひそかに隠れること。「地下潜伏する」
体内に侵入した病原体が、まだ病気を起こさないでいること。「潜伏期」
[類語](1逃げ隠れ隠れるひそしのもぐまぎれる紛れ込む逃げ込む隠伏する韜晦とうかい身を隠す・身をひそめる・人目を盗む人目を忍ぶ人目を憚る人目を避ける鳴りを潜める雲隠れ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「潜伏」の読み・字形・画数・意味

【潜伏】せんぷく

かくれる。

字通「潜」の項目を見る

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