熱中(読み)ねっちゅう

精選版 日本国語大辞典 「熱中」の意味・読み・例文・類語

ねっ‐ちゅう【熱中】

〘名〙 物事に心を注ぐこと。熱心になること。夢中になること。また、思いをこがすこと。〔布令字弁(1868‐72)〕
明暗(1916)〈夏目漱石〉一六〇「君はあの清子さんといふ女に熱中(ネッチュウ)してゐたらう」 〔孟子‐万章上〕

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デジタル大辞泉 「熱中」の意味・読み・例文・類語

ねっ‐ちゅう【熱中】

[名](スル)一つの物事に深く心を傾けること。夢中になること。「勝負事熱中する」
[類語]専心熱狂エキサイト興奮高揚感奮激発激昂げきこう逆上上気フィーバー専念没頭没入傾注没我夢中熱心鋭意無我夢中背水の陣緊褌きんこん一番ひたすらいちずひたむき一筋ただただただ専一ひとえに一心一念一路一散一目散一直線一本槍一点張り一辺倒一意専心営営せっせ遮二無二無二無三がむしゃら一心不乱脇目も振らずまっしぐらしゃかりきしゃにむに無心粉骨砕身直線的専心傾倒猪突猛進(―する)高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つわくわくするぞくぞくするどきどきするのぼせ上がる血迷う血走る打ち込む凝る耽る浸る骨折る骨を折る目の色を変える手を尽くす身を投ずる身を挺する体を張る明け暮れるストレート我を忘れるこんを詰める身を入れる身を砕く心血を注ぐ

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普及版 字通 「熱中」の読み・字形・画数・意味

【熱中】ねつちゆう

一心に求める。清・紀閲微草堂筆記陽消夏録五〕仕宦に熱中するは、是れ亦た常なるに、何ぞ冥(めいたく)(死後の罰)是(かく)の(ごと)くの重きや。

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