物心(読み)ブッシン

デジタル大辞泉 「物心」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐しん【物心】

物と心。物質精神。「物心両面から支援する」
[類語]心身身魂

もの‐ごころ【物心】

世の中の物事人間感情などについて理解できる心。分別。「物心が付く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「物心」の意味・読み・例文・類語

もの‐ごころ【物心】

〘名〙 世の中の物事を知る心。世態人情などを理解する心。分別。
※雑俳・表若葉(1732)「物心物そのものの歩行振り」
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉大阪修業「私の酒癖は、〈略〉生れたまま物心(モノゴコロ)の出来た時から自然に数寄でした」

ぶっ‐しん【物心】

〘名〙 ものとこころ。物質と精神。→物心両面
※善の研究(1911)〈西田幾多郎〉二「物心の独立的存在などといふことは〈略〉仮定したまでで」

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