犬田卯(読み)いぬた しげる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「犬田卯」の解説

犬田卯 いぬた-しげる

1891-1957 大正-昭和時代の小説家,農民運動家。
明治24年8月23日生まれ。妻は住井すゑ。大正6年東京の博文館につとめる。13年中村星湖らと日本初の農民文学運動の組織「農民文芸研究会」をつくり,農民自治を主張。「農民」誌に小説,評論を発表した。昭和32年7月21日死去。65歳。茨城県出身。著作に「農民文学運動史」,小説に「土に生れて」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android