玦状耳飾り(読み)けつじょうみみかざり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「玦状耳飾り」の意味・わかりやすい解説

玦状耳飾り
けつじょうみみかざり

縄文時代装身具円形楕円形または三角形に近い形のものもある。主として滑石蛇紋岩などでつくられている。中央に穴があいていて,そこから外に一筋切れ目が出ている。大阪府国府遺跡 (こういせき) で人骨の耳の付近から出土した。縄文時代前期から中期にかけて盛んになる。中国のに似ているのでこの名がある。中国華南からきたとする説もある。

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